【野生の技】 ◇Tips お読み下さい
0. [雑文].はじめに 2002.02.05 (※2002.05.19改定)
最初に断っておきますが、「Tips」で取り上げている題材は断片的なものが多く、それだけでは十分な情報価値を有しません。また情報の精度についても怪しいものが多数混じっています。よって信頼性については一切保証しません。各人で判断して下さい。以上の点を十分に理解した上で利用していただければと思います。
「Tips」は、インターネット上で情報を共有することにより新たな付加価値が生まれることを願い、不完全ながらも公開されています。情報とは複数のソースを的確に組み合わせることにより、初めて価値あるものへと生まれ変わります。「Tips」は材料となる情報パーツの一片に過ぎません。生かすも殺すも「Tips」を利用する人間の資質によります。
「Tips」がきっかけとなり価値ある情報を手に入れることができた場合は、何らかの形でインターネット世界に還元していただければと考えます。私自身、今までインターネット上から無数の情報パーツをかき集めることにより、たくさんの価値ある情報を手に入れました。このような好循環の輪を広げることができれば幸いです。
せっかくですから旅に関するポリシーについて触れておきます。
- 原則的に一人旅。
- 与えられた条件の中で常にベストを尽くす。
- なるたけ金を使わない。
- 金をかけるのならば徹底的に下準備をする。
- 湧水や温泉を積極的にルートに組み入れる。
- なるたけ軽装備で行動する。
上↑の諸要件を充たそうとすると、どうしても夜行列車や夜行バスの利用が多くなるし、また休憩を取らずにひたすら歩き続けることになります。他方、夜中よりも日中に行動した方が効率的なので、必然的に日の出から日の入までフルに行動をすることとなります。となると、時間に制約の多い旅館宿泊よりも、野宿やレンタカーの中で寝る方が合理的です。いつでもどこでも、力尽きた時に体を休めますし、レンタカーだったら仮眠をとった後に(道が空いている深夜の)高速移動をすることもできます。以上のことから、車を保有しない私にとってレンタカーの料金は、さほど高いとは思えません。
旅行中は歩くことが多いので、軽装備を心掛けています。最低限身を守るものさえ持ち歩けば良いと割り切っています。娯楽関連品は原則的に一切携帯しません。(「旅」そのものが娯楽でしょう?)
他にもいろいろと言いたいことはありますが、最後に一つだけ。
旅の醍醐味は「未知なるものとの出会い」だと思います。日常から解き放たれることで、想像を超えるモノが得られるはずです。私が常に心掛けているのは「シーク&ファインド」。で、今は野湯探索にハマっています。(笑)
私が敬愛する人物についても触れておきましょうか。加藤文太郎さんと山野井泰史さんの2人です。共に山登りを専門とする方ですが、ワイルドな旅行をする上で、お二方の生き様は大変参考になります。常識にとらわれない合理的かつ柔軟な発想が魅力的です。
簡単に紹介すると、加藤文太郎さんは新田次郎「孤高の人」のモデルになった方で、1930年代前半に独創的な単独行を数多く実践されています。山野井泰史さんは現存する登山家で最も先鋭的に活動している方で、ヒマラヤ高峰他の大きな壁を無酸素で数多く登頂されています。
旅をする上で、登山の知識はとても役に立ちます。その中でも、加藤文太郎さんと山野井泰史さんからは多大な影響を受けました。